作曲家・三枝成彰　公式ウェブサイト

日本のオーケストラから､コンサートマスターや首席奏者などの演奏家たちを集結したら､果たしてどんなオーケストラになるだろうか。 
こういった発想を実現するところから生まれたのが､この「ジャパン・ヴィルトゥオーゾ・シンフォニー・オーケストラ」です。 
｢ヴィルトゥオーゾ｣とは､ラテン語の｢男らしさ、美徳｣といった意味をもつ｢VIRTUS｣という言葉に由来します。 
これはもともと芸術的にに優れた､徳の高い人を言う言葉でしたが､現在では音楽的に抜きんでた優れた技量の持ち主のことを表す場合に使われます。 
このオーケストラは1991年9月に試演され､1992年に第1回目の本格的な公演を行い､以来東京・大阪・名古屋、他に横須賀・鎌倉でも開催し､公演は今回で93回を数えます。 
兵庫では2013年以降､毎年1月4日に「ニューイヤーコンサー｣として開催しており､今回で8回目となる兵庫公演は､阪神・淡路大震災から25年目を迎える節目の年にあたり、震災で犠牲になられた方々に名手たちが奏でる美しい旋律と歌声で追悼の祈りを届けます。