年譜
1942年~1975年
1942年 | 7月8日、父・嘉雄(NHK音楽部プロデューサー)、母・俊子の長男として生まれる。 嘉雄は、現在も続く「NHKのど自慢」の発案者であり、初代ディレクターだった。 家族は他に、3歳年下の弟・健起(現・NHKエンタープライズ21エグゼクティブディレクター・映画監督)。 生まれたのは兵庫県だったが、嘉雄の転勤により、生後まもなく東京に移る。 以後、東京、千葉、神奈川を転々としながら育つ。 |
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1946年 | このころより、父の勧めでピアノを習いはじめる。 |
1951年 | 桐朋学園の子供音楽教室に入り、故・入野義朗氏の作曲の指導を受ける。 |
1952年 | 男の子がピアノなどやると結核になる」と担任の先生にいわれ、嘉雄が激怒。 それまで通っていた公立小学校を退学、自由な校風で知られた和光学園小学校に編入する。その後、同中学校に進学する。 生涯の師となる丸木正臣先生(現・顧問)と出会う。 |
1954年 | この頃より、故・長谷川良夫氏に作曲の指導を受ける。 |
1958年 | 同学園中学校卒業。同高等学校に進学。 高校時代は演劇部長をつとめ、映画監督にも憧れた。 |
1961年 | 同学園高等学校卒業。東京芸術大学を受験するも合格ならず、一年浪人する |
1962年 | 東京芸術大学音楽学部作曲科入学。同期に声楽家の島田祐子さん、林康子さん、1年後輩に作曲家の池辺晋一郎氏がいた |
1963年 | 「木管五重奏曲」で音楽之友社作曲懸賞入賞 |
1965年 | 音楽学部、美術学部の優秀な学生に与えられる安宅賞を受賞 |
1966年 | 同大学音楽学部卒業。東京音楽大学非常勤講師となる 「木管三重奏曲」で日本音楽コンクール入選 |
1967年 | 同大学院入学。「ヴァリアツィオーニ13」で内閣主催「21世紀の日本」 作曲部門優秀賞・国務大臣賞受賞 歌曲「ユダヤの小さな星」初演 |
1969年 | 池辺晋一郎氏、福士則夫氏らとともに「グループ白浪」を結成、自主公演にて「さまざまな愛の歌」を発表 |
1970年 | NHK『現代の映像』の音楽を手がける 「6声のためのマドリガル」初演 |
1971年 | 和楽器を取り入れた「COSMOS・」初演 「ピアノ協奏曲」初演 |
1972年 | 同大学院修了。ピアノの個人教師などをする |
1973年 | 初めてのドラマ音楽、NHK朝のテレビ小説『北の家族』を手がける 「COSMOS・」初演 |
1974年 | 「UTA」で芸術祭優秀賞受賞 「COSMOS・」「COSMOS・」初演 軽井沢にて、ロック・フォーク・現代音楽・映像を取り入れたイベント「ニューミュージック・メディア」の第一回目をプロデュース。この催しは以後3回まで続いた |
1975年 | 沖縄海洋博にて、三井科学子供館、海洋文化館の音楽をプロデュース 「株式会社メイ・コーポレーション」設立 |
1978年~2000年
1978年 | グランドオペラ「竜恋譜」 ロックオペラ「サロメ」(演出・つかこうへい) |
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1980年 | 映画「動乱」(森谷司郎監督)音楽制作担当 日本テレビ「鉄腕アトム」 |
1981年 | ロック・ミサ「ラジエーション・ミサ」にてレコード・アカデミー賞受賞 NHK朝のテレビ小説「本日も晴天なり」 合唱曲「川よとわに美しく」で芸術祭優秀賞受賞 |
1982年 | 日本テレビ・火曜サスペンス劇場の音楽などを多数手がける |
1983年 | 交響曲「THE SYMPHONY」 |
1984年 | 映画「台風クラブ」(相米慎二監督)音楽制作担当 NHK新大型時代劇「宮本武蔵」音楽制作担当 明治生命愛唱歌「元気を届けて 空を見よう」発表 弟(三枝健起)が演出したNHKドラマスペシャル「安寿子の靴」の音楽で、初めての兄弟コンビ作品が実現 テレビ東京「別冊FANテレビ」、テレビ朝日「CNNデイウォッチ」のキャスターをつとめる |
1985年 | テレビ朝日「機動戦士Zガンダム」 NHKラジオオペラ「記憶交換」(のちに改作し、『千の記憶の物語』となる) つくば科学博にて、三井館「滝の劇場」「プラネタリウム」などの音楽をプロデュース トヨタ自動車協賛「トヨタコミュニティコンサート」音楽監督となる |
1986年 | NHK朝のテレビ小説「はね駒」 テレビ朝日「機動戦士ガンダムZZ」 TBS「大人になるまでガマンする」(脚本・山田太一) NHKドラマスペシャル「匂いガラス」(脚本・唐十郎、演出・三枝健起) 10月 財団法人日本音楽著作権協会(JASRAC) 評議員に就任 |
1987年 | 東京音楽大学客員教授に就任 組曲「東京」より“SUMMER”初演 三絃・筝による「DUO‘87」初演 映画「光る女」(相米慎二監督)音楽制作担当 映画「二十四の瞳」(朝間義隆監督)音楽制作担当 NHKドラマスペシャル「雨月の使者」(脚本・唐十郎、演出・三枝健起) 日本テレビ「三枝成彰の気まぐれ」パーソナリティー |
1988年 | 映画「椿姫」(朝間義隆監督)音楽制作担当 映画「優駿−ORACION−」(杉田成道監督)音楽制作担当 映画「機動戦士ガンダム・逆襲のシャア」(富野由悠季監督)音楽制作担当 同作品の音楽により、レコード協会アニメーション部門・ゴールデン・ディスク大賞受賞 NHKドラマスペシャル「もどり橋」(脚本・市川森一、演出・三枝健起) テレビ朝日「OH!エルくらぶ」レギュラー 日本テレビ「11PM」月・水曜パーソナリティー 徳間書店より初めての著書『男の観感楽学』刊行 |
1989年 | 芸名を易学や姓名判断に詳しかった父の勧めによって本名の三枝成章から“三枝成彰”へ変える オラトリオ「ヤマトタケル・愛と平和への旅立ち」国技館にて初演 NHKドラマ「詩城の旅びと」(この音楽はのちにCD『プロヴァンス組曲』にまとめられた) アジア・パシフィック・フィルムフェスティバル最優秀音楽賞 イタリア・サレルノ音楽祭にてチェザーレ・ザヴァッティーニ賞受賞 映画「優駿=ORACION」で日本アカデミー賞・映画音楽部門最優秀音楽賞受賞 潮出版社より対談集『人間グラフィティ』刊行 |
1990年 | 映画「極道の妻たち・三代目姐」(山下耕作監督)音楽担当 NHKドラマスペシャル「緑の果て」(脚本・唐十郎、演出・三枝健起) ベルリン・フィル12人のチェリスト「自由への頌歌」 |
1991年 | 「ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロのための協奏交響曲イ長調」 モーツァルトの未完曲に補筆・完成。この曲はオーストリアの国際財団モーツァルテウムより委嘱されたもので、モーツァルト没後200年記念のザルツブルグでの催しで演奏された NHK大河ドラマ「太平記」音楽担当 指揮者の大友直人氏と「オールジャパン・シンフォニーオーケストラ」公演を企画(のちのジャパン・ヴィルトゥオーゾ・シンフォニー・オーケストラの前身) オペラ「千の記憶の物語」初演 |
1992年 | ヴァイオリン・コンチェルト「雪に蔽われた伝説」 「ジャパン・ヴィルトゥオーゾ・シンフォニー・オーケストラ」第1回公演をプロデュース 「三枝成彰 クラシカルドリーム」コンサート、サントリーホールにて公演 NHKドラマスペシャル「冬の魔術師」(脚本・市川森一、演出・三枝健起) ベルリン・フィル12人のチェリストのために、ビートルズの曲を編曲(CD『哀しみのビートルズ』) |
1993年 | オペラ「千の記憶の物語」オーチャード・ホールにて改訂初演 映画「お引越し」(相米慎二監督) NHKハイビジョンドラマ「青春牡丹灯籠」(脚本・唐十郎、演出・三枝健起) 講談社より単行本『男が女を嫌いになった日』『三枝成彰のオペラの楽しみ方』刊行 朝日新聞社より単行本『知ったかぶり音楽論』刊行 |
1994年 | 「三枝成彰 四つのコンチェルト」(ヴァイオリン協奏曲『雪に蔽われた伝説』、チェロ協奏曲『王の挽歌』、三絃協奏曲『1993-12-01 SANGEN』、ピアノ協奏曲『見よ西風からの富士』)完成記念公演 明治生命ハートフルコンサートの音楽監督に就任 NHK大河ドラマ「花の乱」音楽制作 アジア大会広島大会の開会式、閉会式の総合監修を担当 オラトリオ「ヤマトタケル」改訂初演 ベルリン・フィル12人のチェリストのために、日本の童謡などを編曲 (CD『泣きたいだけ泣いてごらん』) リレハンメル冬季オリンピックの閉会式に於いて、次回長野オリンピックのデモンストレーション・イヴェントの制作を担当する |
1995年 | 「三枝成彰 作品集」公演 |
1996年 | 廣済堂出版より単行本『譜面書きの遠吠え』刊行 「三枝成彰と12人のチェリストたち」公演 |
1997年 | 父・嘉雄を亡くす 新作オペラ「忠臣蔵」、東京文化会館にて初演。同作品のCD、ビデオ、レーザーディスクを発売(同作品のCDとビデオは、邦人作曲家のオペラ作品として初めて、世界27カ国で発売された) 「三枝成彰×ギャヴィン・ブライアーズ」公演 宮城県白石市の音楽監督に就任 社団法人日本作曲家協議会(JFC)副会長に就任 「日本酒大賞」奨励賞(日本酒造組合中央会主催)を受賞 映画「MISTY」(三枝健起監督) 中央公論社(現・中央公論新社)より単行本『大作曲家たちの履歴書』刊行 |
1998年 | 「深山尚久ヴァイオリン・コンチェルトの夕べ」をプロデュース 「オペラ・アリアの夜会」公演 「レクイエム~曾野綾子のリブレットによる」東京文化会館にて初演 「佐藤しのぶ スミ・ジョー ふたりのディーバ」公演をプロデュース 「機動戦士ガンダム20周年 シンフォニック・ガンダム」公演をプロデュース 10月 日本音楽著作権協会(JASRAC)理事に就任 |
1999年 | 「グレツキ×三枝成彰」公演 ウェッジより葛西敬之氏・松井孝典氏との対談集『人生に座標軸を持て』刊行 三笠書房・知的生きかた文庫より『知りたいことがなんでもわかる音楽の本』刊行 ワック出版より単行本『三枝成彰オペラに討ち入る』刊行 |
2000年 | 「三枝成彰 映像と音楽のホントの関係」公演 オペラ「忠臣蔵」改訂版、愛知芸術文化センター 愛知芸術劇場大ホールにて初演 「ヴーヴ・クリコ ラ・グランダムコンサート」をプロデュース 「兵庫県文化賞」(兵庫県主催)受賞 「辻井伸行ピアノリサイタル」をプロデュース カンタータ「天涯」(自由人の祈り)サントリーホールにて初演 NHKドラマスペシャル「源氏物語 あさきゆめみし」(監督・三枝健起、のちに劇場公開)音楽担当 日本テレビカネボウヒューマンスペシャル「大地の産声が聞こえる」(脚本・市川森一)音楽担当 大阪オリンピック招致テーマ曲「2008年の夏」を発表 淡路花博「ジャパンフローラ2000」開会式音楽制作・催事プロデューサーに就任 |
1991年オペラ
「千の記憶の物語」初演
1997年 オペラ
「忠臣蔵」初演
1997年 オペラ
「忠臣蔵」初演
2001年~2010年
2001年 | 「小林一男テノール・リサイタル」をプロデュース 「オペラ ヤマトタケル」オーチャードホールにて改訂初演 「一九四五年八月六日」(峠三吉の詩による構成劇) 大阪オリンピック招致イベント/東アジア競技大会文化プログラム「舞洲フェスタ」を制作 |
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2002年 | オペラ「忠臣蔵」新国立劇場にて再演。 「三枝成彰 歌の世界」にてオペラ「Jr.バタフライ」より、サントリーホールにて、アリアを一部上演 太鼓協奏曲「太鼓について」初演 日本テレビ火曜サスペンス劇場20周年記念作品「貴賓室の怪人」音楽担当 |
2003年 | 神戸女子大学客員教授に就任 「三枝成彰2003」公演にて、イタリアの著名フルート奏者アンドレア・グリミネッリ氏の委嘱による「フルート協奏曲」を初演 岡山県津山市「津山国際音楽祭2003」アドバイザーをつとめる 12月 大晦日「ベートーヴェンは凄い・全交響曲連続演奏会」を東京文化会館で初上演 |
2004年 | 4月:オペラ「Jr.バタフライ」東京文化会館にて世界初演 4月:東京音楽大学教授に就任 10月:ドイツノルトハウゼンにて「トランペットコンチェルト」世界初演(演奏:ヴォルフガング・バウアー、管弦楽:ノルトハウゼン歌劇場管弦楽団)。 10月:同コンチェルト日本初演 12月:大晦日「ベートーヴェンは凄い・全交響曲連続演奏会2004」(全指揮:岩城宏之 演奏:イワキ・オーケストラ<N響メンバーを中心として>)東京文化会館にて上演 |
2005年 | 3月:「ツナミエイド・ジャパン スマトラ島沖地震救援チャリティコンサート」サントリーホールにて上演 4月:オペラ「Jr.バタフライ」神戸国際会館こくさいホールにて上演 4月:「20th Anniversary Concert 真琴つばさ Symphonic Concert at SUNTORY HALL」をプロデュース 8月:「三枝成彰 2005 2つの幻」サントリーホールにて上演 12月:大晦日「ベートーヴェンは凄い!全交響曲連続演奏会2005」(全指揮:岩城宏之、演奏:イワキ・オーケストラ<N響メンバーを中心として>)東京芸術劇場にて上演 |
2006年 | 3月:新作バレエ「ア・ビアント だから、さよならはいわないよ」(高円宮憲仁親王殿下追悼、牧阿佐美バレヱ団50周年記念)をオーチャードホールにて初演。初の本格的グランド・バレエへの挑戦となった。 4月:姿月あさとコンサート「誘惑宮へ。」(サントリーホール)をプロデュース。 同月 新潟県長岡市、市制100周年・合併記念事業の一環として、作詞を一般公募から選出し、補作・眞木準、作曲・三枝成彰による長岡市歌「笑顔いきいき」を発表 5月:兵庫県より「県勢高揚に功があった」として兵庫県功労者表彰を受ける。 6月:副会長を務めていた社団法人日本作曲家協議会(JFL)の第6代会長に就任。 8月:オペラ「Jr.バタフライ」をイタリアのプッチーニ音楽祭にて再演する。この上演は同音楽祭史上、プッチーニ以外の作曲家のオペラ上演としては初めてであり、初の外国人作品の上演であった。また同時に、日本人作曲のグランドオペラのイタリアにおける初の本格的上演ともなった。 9月:財団法人日本交響楽振興財団 理事に就任。 10月:人気ゲームソフト「ポケットモンスター」の音楽をオーケストラの演奏で聴かせるコンサート「ぼくらのポケモン!はじめての交響曲♪」をプロデュース。12月にかけて東京・小倉・神戸・札幌で公演予定。管弦楽:兵庫芸術文化センター管弦楽団。 12月:6月に死去した岩城宏之追悼企画として、9人の指揮者による「ベートーヴェンは凄い!全交響曲連続演奏会2006」(第1番/下野 竜也、第2番/岩村 力、第3番/大友 直人、第4番/高関 健、第5番/井上道義、第6番/秋山 和慶、第7番/小林研一郎、第8番/ジャン=ピエール・ヴァレーズ、第9番/外山雄三 演奏:イワキ・オーケストラ<N響メンバーを中心として>)を東京文化会館にて上演。 |
2007年 | 3月:姿月あさとデビュー20周年を記念するコンサート 「姿月あさと Symphonic Concert」(サントリーホール)の総合プロデュースおよび音楽監督を務める。1947年から2003年までにヒットした日本を代表するポップスや演歌など20曲を作曲家10人がオーケストラ・アレンジ、姿月あさとが歌い上げた(指揮:大友直人 管弦楽:東京交響楽団(東京公演)、大阪センチュリー交響楽団(大阪))。 4月:日本現代音楽協会 理事に就任。 5月:舞踊界での優れた業績に対して贈られる第33回橘秋子賞を受賞。 8月:バレエ「A bientôt ~だから、さよならはいわないよ」を新国立劇場にて再演 9月:東京国際フォーラムで自らの企画による公演「はじめてのクラシック~中学生・高校生のために~」(指揮:現田茂夫 管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団)を上演。 10月:日本現代音楽協会の2007年度芸術監督として、2008年までの主催公演を監修。 11月:紫綬褒章を受章。音楽界の発展に貢献したことが評価された。 |
2008年 | オーケストラ・アンサンブル金沢(OEK)の「2008-2009シーズン OEKコンポーザー・イン・レジデンス」に就任。 4月:2.26事件を題材にした2.26 事件を背景に愛に殉じた女性を描く新作モノオペラ「悲嘆 Grief~愛する人に殉じた女の物語」を世界初演。サントリーホール。台本・演出:サー・アーノルド・ウェスカー、作曲:三枝成彰、ソプラノ:中丸三千繪、指揮:YUKI MORIMOTO 3月:3回目となった姿月あさとコンサート 「姿月あさと Symphonic Concert」(サントリーホール)の総合プロデュースおよび音楽監督を務める。第一部は日本を代表する唱歌・童謡を三枝成彰のアレンジで、第二部はオペラ・アリアの名曲を姿月あさとが歌い上げた(指揮:大友直人 管弦楽:東京交響楽団(東京公演)、大阪センチュリー交響楽団(大阪) ピアノ:横山幸雄)。 8月:日本作編曲家協会(会長:服部克久先生) 理事に就任。 8月:三枝成彰プロデュースによる「はじめてのクラシック~中学生・高校生のために~」(指揮:小林研一郎 ピアノ:辻井伸行 管弦楽:新日本フィルハーモニー交響楽団)を上演。 9月:石川県のオーケストラ・アンサンブル金沢よりコンポーザー・イン・レジデンスとして委嘱を受けたピアノ協奏曲「イカの哲学」を世界初演。 10月:長野県長和町合併3周年を記念して、作詞・林真理子、作曲・三枝成彰による「長和町 町の歌『美しい町に住む人は』」を発表 11月:プッチーニ生誕150周年にあたる今年、イタリアのトッレ・デル・ラーゴのプッチーニ・フェスティバル財団より、「2008年プッチーニ国際賞 Puccini International Award」を受賞。これまでの作曲活動の功績、オペラ「Jr.バタフライ」を通じての、プッチーニ作品の普及活動が認められた。 |
2009年 | 1月:日本作曲家協議会会長を退任。 3月:明治安田生命保険相互会社の「愛と平和のチャリティーコンサート」の音楽監督に就任 8月:芥川作曲賞の選考委員を務める。 12月:中央公論新社より、中公文庫『大作曲家たちの履歴書』(上・下)を刊行(上巻に新たにバッハとモーツァルトの章を書き下ろした) |
2010年 | 1月:兵庫県神戸市にて、震災復興15周年記念コンサートに出演(プロデューサーも兼ねる)。 2月:オペラ「忠臣蔵」外伝を初演。 同月 静岡文化芸術大学の文化・芸術研究センター長に就任。 同月 兵庫県流通科学大学にUI(ユニバーシティ・アイデンティティ)活動の一環として、作詞・林真理子、作曲・三枝成彰による校歌「神戸の風は」を発表 4月:「ラ・フォル・ジュルネ in 金沢」のアンバサダーを務める。 7月:サントリーホールにて、男声合唱曲「最後の手紙 The Last Message」を世界初演。 8月:芥川作曲賞の選考委員を務める。 9月:日本モーツァルト協会の理事長に就任。 同月 サントリーホールの開館25周年を記念して一般公募されたパイプ・オルゴールのファンファーレの選考委員をつとめる(編曲も担当)。 12月:「ベートーヴェンは凄い! 全交響曲連続演奏会」に、同企画における初めての外国人指揮者としてロリン・マゼール氏を招聘する。同公演は、クラシックのコンサートとしては世界初となる3D/2D同時生中継を行った。公演のもようはUstreamを通じて全世界に配信され、視聴数が11万件を超えた(ツイッターのアクセス数は6300件) |
2004年 オペラ
「Jr.バタフライ」初演
2006年 オペラ「Jr.バタフライ」
プッチーニ・音楽祭
(イタリア・トッレデルラーゴ)
ⓒEugenio Gherardi, Puccini Festival Foundation
2010年
オペラ「忠臣蔵 外伝」
2011年~
2011年 | 1月:青山劇場における舞台「銀河英雄伝説」(原作:田中芳樹、)の音楽を手がける。 同月 六本木男声合唱団倶楽部有志ほかを募り、太平洋戦争の戦没者への慰霊と献歌のツアー「密林に吠える」(第1回)をフィリピン・レイテ島で行う。 3月:財団法人渡辺音楽文化フォーラムより、「渡辺晋賞」を授与される。 4月:東日本大震災の被災者支援を目的とした、「全音楽界による音楽界」に出演(公演責任者も兼ねる)。 同月 昨年に引き続き、「ラ・フォル・ジュルネin金沢」のアンバサダーを務める。 5月:第6回「安吾賞」選考委員長となる。 6月:宮城県白石市と岩沼市において、チャリティコンサートをプロデュースする(出演:塩田美奈子、寺久保エレナ、小原孝) 同月 六本木男声合唱団倶楽部コンサートにおいて、「最後の手紙」を再演する。 9月5日:サントリーホールにて、モノオペラ「悲嘆」を再演(プーランク作曲『声』と併演)出演:中丸三千繒、指揮:森本恭正、演出:奥田瑛二 10月:東日本大震災の被災した孤児・遺児の支援を目的とした、一般社団法人3.11震災孤児遺児文化・スポーツ支援機構を林真理子氏とともに立ち上げる。 |
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2012年 | 1月:三枝成彰・大友直人の企画・構成による、全国の首席奏者のみを集めた管弦楽団「ジャパン・ヴィルトゥオーゾ・オーケストラ」の大阪公演が第20回を迎え、~20th アニバーサリー コンサート~を開催する 3月:「密林に吠える」ツアー第2回をガダルカナル島で行う。 |
2013年 | 1月:ジャパン・ヴィルトゥオーゾ・シンフォニー・オーケストラの第1回兵庫公演を行う。 1月31日、2月2日、3日 東京文化会館にて、新作オペラ「KAMIKAZE-神風-」を世界初演。 1月:トヨタコミュニティコンサートin高知~四国フィルハーモニー管弦楽団創立25周年記念コンサート~を開催。 同月 朝日新聞出版より、著書「名曲の履歴書」発売。 3月:一般社団法人3.11震災孤児遺児文化・スポーツ支援機構主催、第2回「全音楽界による音楽会」3.11チャリティコンサート開催。 4月:北海道科学大学の新校歌を発表。 4月末 六本木男声合唱団倶楽部のロシア公演。ロシア・ボルゴグラード・セントラル・コンサートホールにて、ボルゴグラード・フィルと「最後の手紙~THE LAST MESSAGE~」を上演。 |
2014年 | 1月:ジャパン・ヴィルトゥオーゾ・シンフォニー・オーケストラの第2回兵庫公演を行う。 2月:「密林に吠える」ツアー第3回をペリリュー島で行う。 同月 現代音楽協会主催コンサート「ヴィブラフォンのある部屋」にて、新作「送れなかった手紙」を初演。 3月:一般社団法人3.11震災孤児遺児文化・スポーツ支援機構主催、第3回「全音楽界による音楽会」3.11チャリティコンサート開催。 7月:ジャパン・ヴィルトゥオーゾ・シンフォニー・オーケストラの第20回名古屋公演を行う。 8月13日 イタリアのトッレ・デル・ラーゴで開催されたプッチーニ音楽祭にて、オペラ「Jr.バタフライ」イタリア語版を世界初演。 10月:「銀河英雄伝説コンサート~星々の詩」作曲・音楽監督(Bunkamuraオーチャードホール)。 12月:Bunkamuraオーチャードホールにて、機動戦士ガンダム~逆襲のシャア~や、大河ドラマのテーマ曲などを中心に構成した「三枝成彰~映像音楽の世界」を開催。 同月 キノブックスより、著書「驚天動地のクラシック」発売。 |
2015年 | 1月:ジャパン・ヴィルトゥオーゾ・シンフォニー・オーケストラの第3回兵庫公演を行う。 1月14日、15日 Bunkamuraオーチャードホールにて、ミュージカル「ウェスト・サイズ・ストーリー」を初演。 3月:一般社団法人3.11震災孤児遺児文化・スポーツ支援機構主催、第4回「全音楽界による音楽会」3.11チャリティコンサート開催。 3月、7月 日本モーツァルト協会創立60周年記念「モーツァルト交響曲全45曲演奏会」、「モーツァルトピアノ・ソナタ全曲演奏会」を、メイ・コーポレーション制作で開催。 4月:イタリア文化会館にて「メゾ・ソプラノ 桜井万祐子リサイタル」を行う。 7月:日本モーツァルト協会の創立60周年記念「モーツァルトピアノソナタ全曲演奏会」を軽井沢大賀ホールにて2日間全4公演をメイ・コーポレーション制作で開催。ピアノ:仲道郁代、横山幸雄 同月 第9回「はじめてのクラシック~中学生・高校生のために~」を、小林研一郎:指揮、東京交響楽団:管弦楽により2日間にわたりサントリーホールで開催。 9月 大友直人氏と共に20年間にわたり企画制作したNTT DATA Concert of Concertsが20回目を迎える。サントリーホールにて2日間開催。 同月 サンクトペテルブルグ包囲戦開戦日に、男声合唱と管弦楽団のための三枝成彰:「最後の手紙 The Last Message」を、金聖響:指輝、六本木男声合唱団倶楽部、サンクトペテルブルグ交響楽団により再演。過去にはフランス、ドイツ、オーストリア、スイス、アメリカ、モナコ、イタリア、ブラジルで公演を行っている。 10月:一般社団法人3.11震災孤児遺児文化・スポーツ支援機構が公益社団法人として認定される。 11月:カトリック東京カテドラル関口教会にて、三枝成彰:「レクイエム〜曾野綾子のリブレットによる」を、大友直人:指揮、ジョン・健・ヌッツォ:テノール、森麻季:ソプラノ、六本木男声合唱団倶楽部により上演。 同月 富山県高岡市合併10周年を記念した、作詞・林真理子、作曲・三枝成彰による高岡市民の歌「ふるさと高岡」を作曲し、発表する。 12月:13回目となる「ベートーヴェンは凄い! 全交響曲連続演奏会」を開催。 |
2016年 | 1月:ジャパン・ヴィルトゥオーゾ・シンフォニー・オーケストラの第4回兵庫公演を行う。 1月23日富山県民会館、27日Bunkamuraオーチャードホールにて、オペラ「Jr.バタフライ」イタリア語版を、イタリア人キャストで日本初演。 3月:公益社団法人3.11震災孤児遺児文化・スポーツ支援機構主催、第5回「全音楽界による音楽会」3.11チャリティコンサート開催。 7月:仲道郁代、横山幸雄がはじめて弾き振りをするモーツァルト:ピアノ協奏曲とピアノソナタの夕べを開催。 同月 第10回「はじめてのクラシック~中学生・高校生のために~」を2日間にわたり開催。 12月:14回目となる「ベートーヴェンは凄い!全交響曲連続演奏会」を開催。 |
2017年 | 10月:新作オペラブッファ「狂おしき真夏の一日」(林真理子台本、秋元康演出、千住博美術)を初演。 11月:秋の叙勲にて旭日小綬章受章。 |
2018年 | 12月:三枝企画によるモーツァルトの短調曲のみを集めた、第一回 『哀しみのモーツァルト』を公演。 |
2019年 | 7月:サントリーホールにて、第1回「テノールの世界 ~輝ける歌声~」を開催。 |
2020年 | 11月:文化功労者の顕彰を受ける。 |
2021年 | 12月:「ベートーヴェンは凄い!第19回全交響曲連続演奏会」を開催。公演の模様はWOWOWにて放送された。 |
2022年 | 1月:「ピアノ協奏曲~辻井伸行委嘱作品」と「最後の手紙」の混声合唱版を世界初演。 10月:日本の唱歌や童謡を三枝成彰編曲で歌うコンサート、第1回「日本の歌の祭典 ~日本が洋楽を入れてから132年の歴史をたどる」を開催。 |
2023年 | 2月:男声合唱と管弦楽のための「愛の手紙~恋文」を世界初演。 4月:兵庫県・松方ホールにてベートーヴェンの交響曲第5番「運命」と 交響曲第7番を指揮する。 |
2013年オペラ「KAMIKAZE-神風-」
©MICHIKO YAMAMOTO
2016年「ベートーヴェンは凄い」
全交響曲連続演奏会(15回目)
©MICHIKO YAMAMOTO
2017年オペラブッファ
「狂おしき真夏の一日」初演
©MICHIKO YAMAMOTO